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ビル・ゲイツ おすすめ本

ウィリアム・ヘンリー・"ビル"・ゲイツ3世(William Henry "Bill" Gates III、1955年10月28日生まれ)

 

 

⭐️まとめ

ゲイツ、つまり頂点に立つのは、「優良企業の株式を大量に保有する人間」でしかあり得ない。

フードテック、アグリテックに興味を持ち、完全食にも手を伸ばす。

ファクトフルネスを絶賛している。

⭐️

 

 

 

 

ビル・ゲイツ、いまでも世界長者番付2位?引退後の動きを知れば人生の勝ち方がわかる

 
ビル・ゲイツは2008年にはマイクロソフトから完全に離れて引退したが、2019年版の世界長者番付でも2位に君臨している。それはなぜか。理由を知れば人生の勝ち方が見えくてる。

資本主義の世界でもっとも要領よく生きている富裕層を観察せよ
引退してから数十年、いまでも長者番付トップを独走
2019年3月、フォーブス誌は世界長者番付2019年版を発表している。トップはアマゾンのCEO(最高経営責任者)であるジェフ・ベゾスで、2年連続で「世界一の富豪」になった。

ジェフ・ベゾスはもちろん現役の経営者であり、いまや世界最強とも言える経営者となっている。

下半身スキャンダルや離婚問題で名声に若干の傷が付いたが、経営手腕はまったく衰えていないわけで、今後も長きに渡って世界長者番付の上位に君臨し続ける可能性が高い。

ところで、2位は誰なのか。言うまでもなく、ビル・ゲイツである。

ビル・ゲイツマイクロソフトのCEOを降りたのは2000年だった。そして、マイクロソフトから完全に離れて慈善団体に活動の重点を移したのが2008年である。

つまり、ビルゲイツは2000年代にはすでに経営の第一線から身を引いており、ビジネスはしていないことになっている。ところが、それ以後も多少の順位の変動はあるものの、ほぼフォーブスの世界長者番付で世界トップを独走していると言っても過言ではない。

カスケード・インベストメント
経営の一線を退いてからも、ビル・ゲイツの資産はさらに増大している。ここに一体何が起きているのかを私たちはよく考える必要がある。

ビル・ゲイツマイクロソフトから離れた2006年以後、マイクロソフトの株式をどんどん売却していた。

それで何をしていたのか。別にマイクロソフトを売った巨額の資産を現金にしていたわけではない。激甚な競争にさらされているマイクロソフトから、多様な株式に転換して保有していたのだ。

万一マイクロソフトが競争力を失ったり、凋落したりすると、ビル・ゲイツの資産は縮小する。マイクロソフトの株式を売却して他の優良企業を買うというのは、リスク分散のために必要な措置だとビル・ゲイツは考えたということになる。

マイクロソフトは今でもアメリカのハイテク産業を代表するトップ企業だ。しかし抜け目ないビル・ゲイツは、株式を分散化させることでリスクを減らし、さらに多様な企業に投資することで次の成長企業から利益を得ている。

ビル・ゲイツの資産を運営しているのがカスケード・インベストメントという投資企業である。ビル・ゲイツは第一線を退いて、カスケード・インベストメントでの「投資」で資産を膨らませていた。

ビル・ゲイツは銀行とハイテク企業に投資していた
では、カスケード・インベストメントではどのような株式を保有しているのだろうか。2019年3月31日の最新のSEC(米国証券取引委員会)に提出されたドキュメントでの上位銘柄はこのようになっている。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)
インテル(INTC)
U.S.バンコープ(USB)
マイクロソフト(MSFT)
アップル(AAPL)
シスコ・システムズ(CSCO)
ノバルティス(NVS
スターバックス(SBUX)
ウェルタワー(HCN)
ヌートリエン(NTR
カスケード・インベストメントのポートフォリオの上位は銀行とハイテクのセクターで固めており、後は多種多様な企業群が連なって頻繁に売買されている。

天才投資家バフェットも銀行株を買っている
ビル・ゲイツの資産の中で大きなウエイトを占めているのがアメリカの銀行である「ウェルズ・ファーゴ」や「U.S.バンコープ」なのだが、ビル・ゲイツはかつて「銀行は消えてなくなる」と言ったことがあった。しかし、株式としては銀行系をしっかりと保有している。

ところで、このウェルズ・ファーゴは、大株主が「バークシャー・ハザウェイ」であるのはよく知られている。ところで、バークシャー・ハザウェイのCEOはウォーレン・バフェットである。

ビル・ゲイツウォーレン・バフェットは数十年に及ぶ盟友であるのはよく知られているのだが、ウォーレン・バフェットもまたバークシャー・ハザウェイで銀行株に傾斜している。

バークシャー・ハザウェイポートフォリオは、現在はこのようになっている。

アップル(AAPL)
バンク・オブ・アメリカ(BAC)
ウェルズ・ファーゴ(WFC)
コカコーラ(KO)
アメリカン・エキスプレス(AXP)
クラフト・ハインツ(KHC)
U.S.バンコープ(USB)
JPモルガン・チェース(JPM)
ムーディーズ(MCO)
バンク・オブ・ニューヨーク(BK)
カスケード・インベストメントとバークシャー・ハザウェイの上位ポートフォリオでダブっているのは以下の銘柄だ。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)
アップル(AAPL)
U.S.バンコープ(USB)
ダブっているのは偶然なのか、それともふたりの間で何らかの情報共有があるのかは分からないが興味深い事象ではある。

頂点に立つのは「優良企業の株式を大量に保有する人間」だけ
ビル・ゲイツウォーレン・バフェットも、ビジネスの第一線で采配を振っているわけではない。それでもフォーブスの世界長者番付に君臨しているのは、株式の資産価値が増大しているからでもある。

すでに、現在の資本主義というのは、富の源泉が多国籍企業に集約されているので、土地成金だとかゴールド保有者だとかダイヤモンド王が頂点に立つことはない。

頂点に立つのは、「優良企業の株式を大量に保有する人間」でしかあり得ない。

これは逆に言えば「優良企業の株式を保有しない」「保有しても少ししか保有していない」人は、今の資本主義の世界で生きるのは、かなり厳しいことになるということを示唆している。

現金を積み上げても長期的に見ると意味がなく、金の延べ棒を買っても仕方がない。現金もゴールドも価値が増大することもなければ配当を生み出すこともないので、それが長期で見ると巨大な差となって現れるのだ。

分かりやすく言えば、定期預金などしても現代の資本主義の仕組みからすると、何の意味もない。重要なのは、世界に君臨する企業の株式を保有しておくということなのである。

観察して無駄になることはない
もし、個別銘柄を選択できる能力があるのであれば、ウォーレン・バフェットのように個別銘柄を分析し、良いタイミングで買うのは常に最良の選択である。若く、野心があり、大きな利益を狙う投資家は、常に個別銘柄を選択するはずだ。

仮にそれが難しいのであれば、「VTI」や「VOO」のようなアメリカの株式市場全体を網羅するETF(上場投資信託)を買うという選択も悪くない。

いくつかのETFを組み合わせてポートフォリオを作ることもできるし、単純に「VTI」ひとつを保有して、アメリカ全体を買うというシンプルなポートフォリオを組むこともできる。

方法はいくらでもある。

すでにビジネスの第一線から離れているにも関わらず資産を膨らませているビル・ゲイツや、高齢であるにも関わらず資産を膨らませているウォーレン・バフェットに学ぶべき点があるとしたら、それは何か。

それは「同じ銘柄を買う」ということではなく、「優良企業の株式を大量に保有する」という点を学ぶことである。

 

現在約75億人の世界人口は、2050年には98億人にまで増えると言われている。しかし、地球の資源には限りがある。私たちはこれからも今と同じ食事を続けることができるのだろうか。

2月22日、スタートアップイベント「Slush Tokyo 2019」のステージには「アンブロナイト」共同創設者兼CEOミッコ・イッコラも登壇した。彼が語ったテーマは「食の未来」。

1回の食事で、人が必要とする栄養素を全て補うことのできる完全食「コンプリート・ミール・シェイク」を手掛ける彼が思う、これからの食のあるべき姿とは。


アンブロナイト共同創設者兼CEOミッコ・イッコラ(Mikko Ikola)

──2013年から完全食を展開する企業として、世界の食に関連するビジネスの変化をどう捉えていますか。

ビル・ゲイツ、リチャード・ブランソン、セルゲイ・ブリンが共通してアグリテック(農業×テクノロジー)、フードテック(食×テクノロジー)企業に投資するなど、食に関連するビジネスは世界中で盛り上がりを見せています。
サンフランシスコで「垂直農法」という、都会の限られたスペースでも農作物を栽培することを可能にした「Plenty(プレンティ)」は2017年、アグテックとしては過去最高額となる約200億円の資金調達をしたことでも話題になりました。

フードテックにまつわる話題も事欠きません。昨年末から、アメリカの大手ファストフード店「ホワイト・キャッスル」約400店舗では、植物由来の「インポッシブル・フーズ」のパティを使ったハンバーガーが販売されています。ひとつ1.99ドルと、一般消費者にも身近な存在となりました。

また、細胞を培養して作る「クリーン・ミート」を手がける企業も徐々に増えてきました。莫大な研究コストゆえ、私たちがクリーン・ミートを味わうことができるようになるのはもう少し先の話になりそうですが、コスト削減が実現すれば、今後の私たちの食生活を大きく変えることでしょう。


ホワイト・キャッスルで販売されているインポッシブル・フーズのハンバーガー(Getty Images)

ここまで食に関連したビジネスが盛り上がりを見せるのは、この分野には解決すべき問題がたくさんあるからではないのでしょうか。
 
まず、今後も増加し続ける世界人口を養う食料をどう増やすのか。そして、食料不足問題が発生している一方、先進国では現代人の摂取カロリーの過多も問題になっています。アメリカでは今、子供の3人に1人が肥満児であると言われています。

また、私たちが口にする食事は地球にやさしいものか、という議論もされるようになりました。大気汚染の約20%は食料を生産、運搬によるものです。

人の命に直接影響を与える「食」にこれだけ多くの問題があるのなら、問題解決意識のある起業家がこの分野に進出するのは当然の流れでしょう。

──アンブロナイトはこうした食の問題にどう向き合っているのでしょうか。

私たちは「コンプリート・ミール・シェイク」という食品を扱っていますが、食品メーカーではなく、「ライフスタイルブランド」として商品を展開しています。

人工甘味料や保存物などを一切使用しないコンプリート・ミール・シェイクは、ただの代替食ではなく、人が生きる上で必要な栄養素を全て一度に摂取することのできる完全食です。


肥満体型だった人が、1日2回の食事をコンプリート・ミール・シェイクに置き換えて、10日間で4.5キロの減量に成功したこともあったという。1袋あたり約6ユーロ。

例えば、忙しくてあまり時間をかけられない食事が、ハンバーガーなどのファストフードである必要はあるのでしょうか。

パティを作るために動物が殺され、野菜を遠く離れた農地から輸送する際には大気汚染物質が排出されている。一食あたりのカロリーも高く、地球にとっても人にとってもサステナブルな食事とは言い難いのではないでしょうか。
フィンランドに住む私は、家族や友人とともにする食事は「娯楽」に分類されると思っています。その大切な時間があれば、一人の時はバランスのいい食事を早く安く摂りたい。こういった思いを抱く現代人にとって、私たちの商品が一つの選択肢になればと思っています。

アメリカでは「ソイレント」、日本では「COMP」が知られているかと思いますが、今世界で完全食を事業にしている企業は約50あります。それだけ、忙しい時間に必要な栄養素を過不足なく、地球を汚染することなく食事をしたいという現代人のニーズがあるのでしょう。

今回初めて日本に来ましたが、美味しい食事が安く手に入ることにとても驚いています。消費者の食に対する意識の高さも伺えます。しかし、Slush Tokyo 2019で登壇した、食に関連した企業の代表は私だけでした。
 
まだまだ日本では、食のサプライチェーンを見直そうとする企業への注目度は低いのかもしれませんが、世界の食文化を牽引してきた日本からどんな新しいビジネスが生まれるか、楽しみにしています。

 

ビル・ゲイツが大学卒業生に贈る「ファクトフルネス」の重要性

 
 

ビル・ゲイツ

新たに就く仕事、大学院への進学に向けた準備や引っ越し──米国の大学を卒業したばかりの人たちは今、色々なことに思いを巡らせているだろう。そんな人たちに、米マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツが贈り物を用意している。

新たな生活を始める人たちに手にしてほしいとゲイツが考えるのは、公衆衛生の専門家で統計学者のハンス・ロスリングが息子夫婦とともに書き上げた著書、「Factfulness(ファクトフルネス)」だ。ゲイツは同著について、自分がこれまでに読んだ中で最も重要な1冊だと述べている。

プレゼントできるあらゆるものの中で、ゲイツがこの本を選んだのはなぜだろうか。そして、その中には何が記されているのだろうか?

5つの重要なこと

「ファクトフルネス」から学べる多くのことの中で、覚えておくべきことは次の5つだ。これらは私たちが世界に対する見方を変え、より良い生活を送るための助けになってくれる。
1. 世界は私たちが考えているより良い状態にある
2. 私たちには、世界を「われわれ」と「彼ら」という2つの陣営に分割する傾向がある
3. 常にあらゆることを心配し、事実に基づいた世界観を持つことができずにいると、私たちにとっての最大の脅威に集中できなくなる可能性がある
4. 私たちは大抵のことについて、悪化しているときに変化に気づきやすい
5. 私たちは「恐怖による支配」というレンズを通してメディアを見ている

ゲイツは英誌タイムに対し、「私たちがどれだけ進歩してきたかを理解していれば、進み方を加速させることはより容易になる」と語っている。

「世界がより良くなっていると思わない人はより悲惨な出来事に目が行き、どうすることもできないと考える。だが、どれだけの前進が可能かを理解している人は悪い状態を見ても、"どうすれば改善できる?"と考えるだろう」
 
データを調べて分析をするのは簡単だが、世界を十分に理解したいなら、実際に人と議論する必要がある。世界がいかに動いているかを理解し、あまりにも多くの人たちの判断を鈍らせている私たちの生来の偏見に光を当てるためにロスリングが実行したのは、現実の世界で実際に体験することだ。

真実を伝えることができるのは、事実だけだ。事実を信頼し、事実を最前線で身をもって学ぶなら、それに代わるものはない。

ビル・ゲイツからの贈り物を受け取るための条件

1. 米国の大学をこの春卒業した人である
2. 学士号、準学士号、または修士号を取得した
3. ビル・ゲイツのブログ「ゲイツ・ノート」に登録する
4. 専用ページに卒業した大学名を入力する
5. 「ファクトフルネス」を無料でダウンロードする