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スティーブ・ジョブズ おすすめ本

ティーブン・ポール・“スティーブ”・ジョブズ(Steven Paul "Steve" Jobs、1955年2月24日 - 2011年10月5日)

 

 

⭐️まとめ

ジョブズからは組み合わせる事を学んだ。

ジョブズの習慣は、感情的になって泣く事。

⭐️

 

 

スティーブ・ジョブズにインスピレーションを与え続けた14冊の本

 

Linda A. Cicero / Stanford News Service
アップルはなぜ「Think different」できたのだろうか?

スティーブ・ジョブズiPadを紹介しながら言ったように、"Mac"のメーカーがただのテクノロジー会社だったことは一度もない。

「アップルがiPadのようなプロダクトを生み出すことができるのは、我々が常にテクノロジーリベラルアーツの交点であろうとしてきたからだ」とジョブズは言った。

彼の生涯にわたる人文学への関心が、アップルに人間味を与えた。


テクノロジーリベラルアーツを組み合わせることで、ジョブズはアップルが「技術的な観点から非常に高度なプロダクトを作るだけでなく、それを直感的で使いやすく、使って楽しいものにしたからこそ、ユーザーに真にフィットする」ことができたと語っている。

ジョブズは読書を通じて、こうした考えに至った。Business Insiderは、その中でも彼に最もインスピレーションを与えた14冊の本をまとめた。


スティーブ・ジョブズは高校時代、ウィリアム・シェイクスピアの『リア王』に心を奪われた。


青春時代、彼はハーマン・メルヴィルの『白鯨』も楽しんだ。


ディラン・トマスの詩集は、その人気と創造性でジョブズを引き込んだ。


ラム・ダスの『ビー・ヒア・ナウ ― 心の扉をひらく本』は、大学生だったジョブズを変えたと言われている。


フランシス・ムア・ラッペの『小さな惑星の緑の食卓:現代人のライフ・スタイルをかえる新食物読本』を読んだあと、ジョブズは肉を断つと誓った。


ジュース断食を始めたのは、アーノルド・エーレットの『Mucusless Diet Healing System(無粘液食による療法)』を読んだあとのことだ。


ジョブズはヒマラヤでパラマハンサ・ヨガナンダの『あるヨギの自叙伝』を読んだ。


鈴木俊隆の『禅マインド ビギナーズ・マインド』を読んだジョブズは、著者から直接、教えを受けていた。


クレイトン・クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』は、ジョブズにどうすればテクノロジーに取り残されないかを教えた。


リチャード・モーリス・バックの『宇宙意識』は、世界中を旅しようという気持ちにジョブズをさせた。


仏教について学び始めたジョブズは、ラマ・アナガリカ・ゴヴィンダの『The Way of the White Clouds(白い雲の道)』を読んだ。


クリストファー・イシャーウッドの『Ramakrishna and his Disciples(ラーマクリシュナとその弟子)』は、自身の文学的な冒険の一部として読んだ。


チョギャム・トゥルンパの『タントラへの道:精神の物質主義を断ち切って』は、ジョブズに自己意識は錯覚だと教えた。


ジョブズが読んだ、ゲオルギイ・グルジェフの『注目すべき人々との出会い』も、スピリチュアルな旅について書かれている。

 

 

「感動」は隠さず表に出す
Appleの創業者、スティーブ・ジョブズはおかしな習慣を持っていたことで有名だ。


会社のトイレの便器に足を突っ込んで水を流し、気分転換としていたし、若い時分には「りんごを食べていればシャワーを浴びる必要はない」という妙な信念を持って体臭で同僚を苦しめたこともある。

最も有名な習慣といえば、毎朝、鏡を眺めながら、「もし、今日が人生最後の日なら、私はこれからしようとしている仕事をするだろうか」と自問自答する日課だろう。

確かにこの習慣は生産的であるものの、筆者が思うにジョブズの本質を表していない。

彼が手がけてきた数々の製品から感じられる、人を感動させるほど純粋で、ミニマリスティックなデザインは、ただ生産性を追い求めるだけでは作ることはできないからだ。

筆者が考えるジョブズの本質を見せてくれる奇妙な習慣は「常に泣いていた」ことだ。

あまり知られていないが、彼は感情的になるとすぐ泣いていた。

若いころ、Appleを創業しようとしていたとき、パートナーのスティーブ・ウォズニアックが起業に消極的になると、ジョブズは激しく泣いた。Appleが大きくなったあとも、社員が自分の意図とは違った製品を提案してくると、社員たちの前でも泣いた。


だが、もっとも感情を露にしたのは、感動的な想像をしたときである。

彼はこう言っている。

「私はたびたび、完璧な純粋さ――純粋な霊魂と愛――の中に私がいることを感じる。そのとき、私はいつも泣く」

このジョブズの一側面は、彼が並外れて豊かな感受性を持っていたことを示している。

この感受性に着目すれば、ジョブズが関わった製品群が、なぜ、初めて手にとったときの感触や、直感的な操作を重視していたのかが理解できる。

私たちは、ちょっとしたことで感情的になっていた子ども時代から成長するにつれ、大人が人前で泣くことは恥ずかしいことだと「学習」していく。だが筆者は、職業により差はあれど、感動を表に出すことをためらってはいけないと考えている。

すごいものを見て感動できない人が、すごいことをやってのけるとは思えないからだ。