① 村上龍 おすすめ本
村上龍 (1952.2.19)
⭐️まとめ⭐️
怪物、20代に読んで人生観が変わった。
快楽の探求者。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
⭐️おすすめ本⭐️
単純に読んでて面白いよ。若い時にこそ読むべし。
外国に行きたくなるエッセイ。これ単純に面白い。
一度は読むべき。この国には希望がないは名言。
好きなものが全て詰まった小説。
箱根に別荘がある。自宅からボルボで90分くらいの距離で、東名から西湘バイパス、箱根ターンパイク、伊豆スカイラインと風景にも変化があり、楽しい。その別荘にこもり、かなりの数の書き下ろし小説を書いた。作品ごとに思い出があるが、強烈だったのは『ヒュウガ・ウイルス(幻冬舎)』の執筆だ。20日間で、400字詰め原稿用紙400枚を書くと決めた。
季節は、2月半ばで、寒波が来ていて、自宅を出発するときにはすでに雪が降っていた。箱根の山はだいじょうぶかなと心配になったが、だいじょうぶではなかった。冬用のタイヤを履いていたが、別荘地内に入ると、傾斜のきつい坂道だらけで、アイスバーンの上に新雪が積もっているという危険な状態で、すでに暗くなっていたが、街灯の下でチェーンを巻いた。
出足からこの調子で果たして書けるのだろうかと不安になったが、しばらくすると集中できるようになり、何とかノルマ通り書いた。ただ、その次に別荘に行くとき、脳から信号が来た。「やばい」という感覚の、独特の信号で「前回の、ああいった執筆をまたやる気なのか」という脳の悲鳴だったように思う。
箱根には、よくシェパードを連れて行った。前のS60は、特注の、オレンジ色の革のシートだった。非常にきれいな色で、感触もすばらしかった。当時飼っていたシェパードはニコという名で、わたしと気が合った。まるで友だちみたいな感じだった。ニコは、他の訓練士などの車に乗るのをいやがったが、S60には喜んで跳び乗ってきた。箱根の山道で必ず車酔いして特注のシートを汚したが、まあ、ニコだったらしょうがないかと思えるような、そんな関係だった。
ニコは病気がちで、何度か手術をした。手術後は必ず書斎に入れてやって、机の下で寝かせていた。しかし、愛犬との別れはある。だいぶ歳を取ってから、ニコは胃捻転を起こし、気づいたときには、歩くこともできないような状態だった。何とかS60まで連れて行ったら、弱り切っているくせに、自力で後部座席によじ登った。S60の座席が大好きだったのだ。手術を受けさせるため、ずっと話しかけながら病院までS60を走らせたが、あるときニコが反応しなくなるのがわかった。悲しくて、そのまま走り続けたが、大好きなS60の後部座席で息を引き取ったのだから、と思うようにした。
ボルボには、無数の思い出がある。
長編小説
1 『限りなく透明に近いブルー』(1976年、講談社) ⭐️⭐️⭐️
2 『海の向こうで戦争が始まる』(1977年、講談社)
3 『コインロッカー・ベイビーズ』(1980年、講談社) ⭐️⭐️⭐️⭐️
良くも悪くも思考に影響を及ぼした作品
4 『だいじょうぶマイ・フレンド』(1983年、集英社)
5 『テニスボーイの憂鬱』(1985年、集英社)⭐️⭐️
バブル期の作品
6『69 sixty nine』(1987年、集英社)⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
1番記憶に残った作品
7 『愛と幻想のファシズム』(1987年、講談社)⭐️⭐️⭐️⭐️
2番目に記憶に残った作品
9『コックサッカーブルース』(1991年、小学館)⭐️⭐️
13 『エクスタシー』(1993年、集英社)⭐️⭐️
14 『フィジーの小人』(1993年、角川書店)⭐️⭐️⭐️
15 『368Y Par4 第2打』(1993年、講談社)
16 『音楽の海岸』(1993年、角川書店)⭐️⭐️
20 『KYOKO』(1995年、集英社)⭐️⭐️⭐️
21 『ヒュウガ・ウイルス 五分後の世界II』(1996年、幻冬舎)⭐️⭐️
23 『ラブ&ポップ トパーズII』(1996年、幻冬舎)⭐️⭐️
24 『はじめての夜 二度目の夜 最後の夜』(1996年、集英社)⭐️⭐️
25 『オーディション』(1997年、ぶんか社)⭐️⭐️
27 『イン ザ・ミソスープ』(1997年、読売新聞社)⭐️⭐️⭐️⭐️
単純におもしろかった
28 『ライン』(1998年、幻冬舎)⭐️
29 『共生虫』(2000年、講談社)⭐️
30 『希望の国のエクソダス』(2000年、文藝春秋)⭐️⭐️⭐️⭐️
若い起業家は読むべし
32 『THE MASK CLUB』(2001年、メディアファクトリー)⭐️
33 『最後の家族』(2001年、幻冬舎)⭐️
34 『悪魔のパス天使のゴール』(2001年、幻冬舎)⭐️⭐️⭐️⭐️
好きなものが詰まった作品
35 『2days 4girls|2days 4girls 2日間で4人の女とセックスする方法』(2002年、集英社)⭐️
36 『半島を出よ』(2005年、幻冬舎)⭐️⭐️
まだ全部読んでない
37 『歌うクジラ』(2010年、講談社)⭐️⭐️
まだ全部読んでない
38 『心はあなたのもとに』(2011年、文藝春秋)⭐️⭐️
39 『55歳からのハローライフ』(2012年、幻冬舎)⭐️⭐️
40 『オールド・テロリスト』 2011年5月より2014年9月まで『文藝春秋』にて掲載 ⭐️⭐️
まだ全部読んでない
短編
1 『悲しき熱帯』(1984年、角川文庫 1988年に『Summer in the city』に改題、単行本化)⭐️⭐️⭐️
2 『POST ポップアートのある部屋』(1986年、講談社)「ポップアートのある部屋」⭐️⭐️
3 『走れ!タカハシ』(1986年、講談社)⭐️⭐️
4 『ニューヨーク・シティ・マラソン』(1986年、集英社)⭐️⭐️⭐️
5 『トパーズ』(1988年、角川書店)⭐️⭐️
6『村上龍料理小説集』(1988年、集英社)⭐️⭐️⭐️⭐️
7 『恋はいつも未知なもの』(1991年、朝日新聞社)⭐️⭐️⭐️
9 『モニカ-音楽家の夢・小説家の物語』(1996年、新潮社)坂本龍一との共著 ⭐️⭐️
10 『白鳥』(1997年、幻冬舎)⭐️⭐️
11 『ワイン一杯だけの真実』(1998年、幻冬舎)⭐️⭐️⭐️
12 『とおくはなれてそばにいて』(2003年、KKベストセラーズ)短篇選集 ⭐️⭐️
13 『どこにでもある場所どこにもいないわたし』(2003年、文藝春秋)文庫版刊行時に『空港にて』に改題 ⭐️⭐️
14 『特権的情人美食 村上龍料理&官能小説集』(2007年、ベストセラーズ)⭐️⭐️⭐️⭐️
随筆・評論
2 すべての男は消耗品である。Vol.1-Vol.11(1987年-2010年、KKベストセラーズ)角川文庫 1-2
集英社文庫 1
幻冬舎文庫 4-9 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
20代のバイブルになった
3 テニスボーイ・アラウンド・ザ・ワールド(1987年、講談社)
4 ビッグ・イベント(1989年、講談社)
5 村上龍全エッセイ 1976-1981.1991.5.講談社文庫
村上龍全エッセイ 1987-1991. 講談社文庫、1991
龍言飛語(1992年、集英社)⭐️⭐️⭐️⭐️
6 「普通の女の子」として存在したくないあなたへ。(1993年、マガジンハウス)⭐️⭐️
7 あなたがいなくなった後の東京物語(1996年、角川書店)
8 寂しい国の殺人(1998年、シングルカット社)⭐️⭐️
9 フィジカル・インテンシティ 1-5(1998年-2002年、光文社)⭐️⭐️
10 寂しい国から遥かなるワールドサッカーへ(1999年、ビクターエンタテインメント・ビクターブックス)⭐️⭐️
11 誰にでもできる恋愛(2000年、青春出版)⭐️⭐️
12 ダメな女(2001年、光文社)
13 だまされないために、わたしは経済を学んだ 村上龍weekly report(2002年、日本放送出版協会)⭐️⭐️
14 恋愛の格差(2002年、青春出版社)⭐️⭐️
15 マクロ・日本経済からミクロ・あなた自身へ 村上龍weekly report』2002年、日本放送出版協会)⭐️⭐️
16 自殺よりはSEX 村上龍の恋愛・女性論(2003年、KKベストセラーズ)エッセイ選 ⭐️⭐️
17 わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL(2006年、青春出版社)⭐️⭐️
18 村上龍文学的エッセイ集(2006年、シングルカット社)⭐️⭐️
19 案外、買い物好き(2007年、幻冬舎)⭐️⭐️⭐️⭐️
20 それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい(2008年、幻冬舎)⭐️⭐️
21 無趣味のすすめ(2009年、幻冬舎)⭐️⭐️⭐️
22逃げる中高年、欲望のない若者たち (2010年、ベストセラーズ)⭐️⭐️
23 櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている(2012年、ベストセラーズ)⭐️⭐️⭐️